テレビの行方
いつものようにAVWatchをみてると、似たような記事が2つ。
接続率50%へ。異次元のネット接続提案を行なうパナソニック新VIERAの戦略
スマホ画面を24型液晶TVで。シャープ「スマホライフAQUOS」
まぁ前者は連載モノで、後者は新製品ニュースなので記事の趣旨が違うわけだが、PanasonicとSHARPの方向性の違いがおもしろいなーと思ったわけで。
テレビに付いてるネットワーク機能を使って何かしようというところまでは両社同じようなアプローチのはず。 大きく違うのは、Panasonicがインターネット上のコンテンツを取り入れようとしているのに対してSHARPはスマートホンのコンテンツと連携しようとしている(ようにみえる)点。
Panasonicのようなインターネットコンテンツとテレビの連携って、遙か昔から何度となく(パナだけじゃなく)繰り返しては失敗してきたという黒歴史があるのだが、今回は
テレビを付けたらテレビ全画面じゃなくてホーム画面が表示される
っていう、なんというか個人的には革命なんじゃないかと。
「テレビに、インターネットの機能をつけた」過去のモノは結局ユーザーから見た入り口が「テレビ」なわけで、インターネットの機能は後ろに隠れてて、しかも使うときもなんとなく「テレビに関係あること」にしか使わない(使えない)ような気がしたのだが、ホーム画面が最初に出てると「アレもコレもできるよ!なにする?」みたいな問いかけをされている感覚がある(ような気がする(気がするが多いな…))。
店頭に並んだらぜひ触ってみたいと久々に思ったのだ。
おわり。
あれ。SHARPわすれてたw
これね。結局のところ、
スマホの画面がテレビに映るよ!
っていうだけなんだけど、2画面で、しかもケーブル要らずってのがミソだと思うわけ。 2画面で片方にテレビ、もう片方に縦長のスマホを映して、そこにツイッタだの検索画面だのを出すと、、、あら不思議。さっきのパナと出来ることは一緒じゃん!てことに。
しかもSHARPさんのはUIをつくったり検索したりをスマホにやらせてるので、テレビ本体は(たぶん)そんなに特殊なハードもソフトも入って無くて、24インチで本体価格7万円という(比較的)低価格。
いやでも、パネルショボいだろ。これ。記事にも書いてるけどスマホより解像度低いってどうよw
なんか、「あるものを使ってうまいことやりやがったなw」的な印象が強い製品だと思う。
PanaもSHARPもやり方は違うけど、目指すところはテレビにネット付加価値を付ける、というよりユーザーにそのネット付加価値を使わせる、というところに注力しているように感じる。
単に商売としての付加価値で終わるのか、テレビの「進化」となって当たり前の機能になるのか、他社の動向も気になるところだ。